コーヒーが冷めないうちに
巷で話題のこの本をずっと読みたかった。ちょうど、弟が友達に借りていたので読ませてもらった。
内容は簡単に言ってしまえば、タイムスリップものである。最近タイムスリップものが流行りだしてるのではないかと思う。
タイムスリップとは言っても、この本は理解するのが難しい訳ではなく設定も変わっている。とある喫茶店でのお話。過去に戻るためには次の面倒くさいルールがあった。
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
というルールで「え、こんなんで物語進むの?」「感動するか」と思うだろう。
正直に言うと、タイムスリップ型の物語としては物足りなさを感じた。喫茶店内のお客さん同士のたわいもない会話や雰囲気は好きだった。
感動する本として期待して読むほどの本ではないかなぁ…
「僕は明日、昨日のきみとデートする」の方がまだ面白いと思う。そして、この本を読んだら次は「君の膵臓を食べたい」も是非読んでほしい。